東京の抗体検査結果についてなぜ?どこのメディアも言わないのか?

4月24日、厚生労働大臣が記者発表の中で新型コロナウィルスの抗体検査をやると、5月1日には調査結果を公表する調整をしていると語っていた。多くの主要メディアでも報じられていた。しかし、未だに何も発表されない。しかもその事について、メディアも誰も何も言わない。それは一体どういう事なんだろう?毎日コロナウィルスばかりの報道に辟易しているが、この結果だけは気にしていたのになぜ報道されないんだろう。。。

私は以前から、PCR検査よりも抗体検査を実施して欲しいと思っていた。
それには2つの思いがある。

大前提にこのウィルスは感染しても多くの人が無症状であるという恐ろしいウィルスであるということ。つまり自分が元気で症状が出ないことで、知らないうちに誰かに移す可能性があるということ。たとえ緊急事態宣言が解除されても、ワクチンが開発されない限りはその不安は続き、気軽に人に会えないということだ。

一つ目の思い。前述のようにワクチンが開発されない限り、誰かに移すことに怯えながら生活しなくてはいけないと悟った。つまり会社と家の往復だけの孤独な日々を続ける必要がある。それはいつまでだろと急激に不安に思った。そんな時、抗体検査を知った。もし自分がすでに感染しているなら今の感染拡大が落ち着いた頃に少し自由に社会活動がおくれる。そのお墨付きになるのではと考えた。でもこの考えは少し早合点だったようで今はまだ一度抗体を持ったからといって、再感染しない保証なないということが分かった。でも心の何処かで安心材料になるかな・・・

二つ目の思い。こちらの方が今強く思うこと。日本のPCR検査は世界と比べると圧倒的に少ない中で、毎日発表される感染者数はあまり信用出来るものではない。それより致死率や重傷者数が重要ということは最近よくメディアでも報じられている。私はそれに加えやっぱり一体過去にどれくらいの人が感染したのかを明らかにすることが重要だと思う。世界各地や日本国内でも報告されている通り、分かっている数字より多くの人が感染している可能性が高い。その数は10倍以上と考えられる。つまり、それだけ無症状者が市中に隔離もされず居るということ。私はPCR検査をもっと拡大させて無症状者でも隔離しろと言いたい訳ではなく、逆にこんなに多くの感染者がいたのに医療崩壊を起こさなかったという事実を示す、それは一ヶ月間の自粛努力の成果もあると思うが、感染拡大が抑えられつつある今、抗体検査で想定できる感染者数を踏まえた現状を知ることで、今のような経済的損失を生む自粛政策でない他のやり方も検討できるし、少しはこの見えないウィルスの実態が見えることで、すぐ近くに迫っている危機感と、逆に重症化や死に至る確率はとても低いことが示され、一体どれくらい恐ろしいウィルスなのか?という疑心暗鬼が緩和され、よく言われる“正しく恐れる”ことに繋がるのではと思う。

この二つの思い、抗体検査が広く実施されたとしても一つ目の「ワクチンが開発されるまでは、誰かに移すかもしれない不安」は無くなりません。しかし、やっぱり今どういう状況なのかを知りながらワクチンを待ちそして自粛を継続したい。

なのになぜ、政府は一度やると発表した抗体検査の結果を公表しないのか?やはり今ままだ精度が高いとは言えないため実施しなかった、ならそう言えばいいし、何より多くのメディアはPCR検査ばかりで、なぜ政府が一度やると言った抗体検査について結果を求めないのか本当に疑問だ。思っていた以上に感染歴がある人が多すぎて、今までの政策、またメディアも煽り過ぎだと逆に非難されることを恐れているのか?

しかし、私の特に感じていたメディアへの不満も土曜日の報道番組で少しだけ解消された。「ウェークアッププラス」で少しだけ辛坊治郎さんが「なぜ発表されないのか?」と触れていた。もっと突っ込んで欲しかったけど。
でもやっぱりその他多くのメディアについては、いつも思うが知りたい事をあまり報道してくれない。

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